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【年少】オノマトペ(2回目) 園外での音探し
2024-10-10
1.活動のテーマ
<テーマ>
音探し・前回の話し合いを思い出し、更に関心を深める。
<テーマの設定理由>
①前回のオノマトペの活動で、葉っぱの「くしゃ」と崩れる音に気が付いて関心を持つ子どもがいたため、次はどのような音を知りたいか見つけたいかを話し合った。
子どもの発信によって、園庭での音探し、園舎内での音探し、園外での音探しのどこかに行くことを予定した。
②子どもの関心から、園外での音探しになり、近くの神社に音を探しに行った。
2.活動スケジュール
活動内容 時間/回 人数/回
①話し合い 15分 12人
②神社での音探し 4~5人ずつ。5分程度
①話し合い 15分 12人
②神社での音探し 4~5人ずつ。5分程度
3.環境をデザインする
● 準備した物 スマートフォン(音の記録用)
●袋(見つけたものを持ち帰る用)
●小宮神社(境内、周辺の動植物)
3.探究活動の実践
● 活動内容 保育室での話し合い。
・前回の音の探究を振り返り、どのような音を知りたいか話し合った。
●子どもの言葉
・バッタが飛ぶ音を知りたい。
・バッタは【ぴょん】と跳ぶと話す子どもがいた。
・バッタは【ぼよん】と跳ぶと話す子どもがいた。
・バッタは【ビヨン】と跳ぶと話す子どもがいた。
●保育者の援助
・バッタの音を実際に聞くために、小宮神社に行こうと提案した。
●活動内容 小宮神社で虫探し
●保育者の行動
・保育者が境内の鐘を鳴らし、「遊ばせてください」と挨拶をした。
・「神様、遊んでいいよって言ったかな?」「何か聞こえた?」と問いかけた。
●子どもの様子
・「聞こえたよ!遊んでもいいって!!」と話す子どもがいた。
・「聞こえなかったよ」と話す子どもがいた。
●環境
・風が吹き、紙垂が揺れる。
● 子供たちの様子
・「【ひらひら】って動いたね。」と話す子どもがいた。
●虫探し
●子どもの様子
・はじめはバッタを探すことに意識が向いていたが、バッタを捕まえて袋の中に入れたり、手の平の上に乗せて観察する中でバッタが袋に当たる音や、虫が手のひらを歩く様子に関心が向き始めた。
・ 「やっぱり【ビヨン】って跳ぶんだよ」とバッタが跳ねる真似をする子どもがいた。
・ 「【ぴょんぴょん】逃げたよ!」と話す子どもがいた。
・だんごむしを見つけて手の平に乗せ、「【とことこ】歩いてる!【ぽとっ】て落ちちゃう」と話す子どもがいた。
●保育者の問いかけ
・保育者が「見つけたバッタはどんなふうに跳んでた?」と聞く。
●子どもの様子
・「【ぴょーん】っておっきくジャンプしたよ」と話す子どもがいた。
・「こんな風に【ぴょんぴょん】って逃げるんだよ」と話す子どもがいた。
5.振り返り
・ 前回の話を子どもたちがよく覚えていたことに驚き、関心の深さを感じた。
・話し合いの中で【ぼよん】【ぴょん】【びょん】などそれそれの思ったことを言葉で表現する様子に感心した。
・室内での活動になるか、園外での活動になるか読めなかったため、どちらでも子どもの探究が深まるよう準備しておいたことが良かったと感じた。
・風に揺れる紙垂に気が付いたり、バッタ以外の虫の様子を観察したりし、オノマトペで表現する様子があった。
・園に戻ってからも、捕まえた虫に関心を持ち、興味を持つ姿が見られ、嬉しく思った。
・担任、副担任、お散歩の補助の先生とこの日の子どもの様子を共有した。
・最後に、「他に知りたい音はある?」と子どもに聞いた所、「シンバルの音が聞きたい」とのことだったため、今後の活動に取り入れていきたいと計画している。