年少クラス
【年少】オノマトペ(1回目)
2024-09-10
1.活動のテーマ
<テーマ>
身近なオノマトペを知る。
<テーマの設定理由>
身近な事象に対して、子どもから自然と出てくる言葉がおもしろかったため、関心を深め、さらに子どもたちの発見や関心を表現できるようにと考えた。
2.活動スケジュール
活動内容 時間/回 人数/回
① 絵本の読み聞かせを聞き絵を見てどのような音が鳴っているだろうかと想像を膨らませる。 10分程度 14人
②園庭で聞こえる音を言葉にして担任や友だちに伝える。 10分程度 14人
① 絵本の読み聞かせを聞き絵を見てどのような音が鳴っているだろうかと想像を膨らませる。 10分程度 14人
②園庭で聞こえる音を言葉にして担任や友だちに伝える。 10分程度 14人
③子どもから出た遊戯を行い、「びりびり」「ザーザー」「こんこん」などの歌詞を歌いながら踊る。5分程度 14人
3.環境をデザインする
●準備した物 スマートフォン(記録用)
●絵本「はなびドーン」「あさがおさいた」
●種から育てた朝顔
●遊戯の音源
3.探究活動の実践
● 活動内容
・絵本の読み聞かせのシーンを見ながら、思ったことを発言する。
● 子どもの様子
・絵本「はなびドーン」の読み聞かせでは、花火が開くページでは「ドーン」「きらきら」「きれい」「ひゅーん」などの言葉が子どもたちから出ていた。
・「あさがおさいた」 の絵本を読んだ際には、花が開くには「こうなるよ」と手のひらで花びらを表現したり「葉っぱが枯れたらパリっていう」という発言があった。
●保育者の言葉掛け
・「じゃあ、みんなで育てた朝顔を見て見ようか?」と伝え、園庭に出た。
●子どもの様子
・「お花が咲いてるね」「草ぼーぼー」など朝顔を見ながら発言する子どもがいた。
・「ね、ほら、パリっていうよ」と枯葉を崩して保育者に聞く子どもがいた。
●保育者の言葉掛け
・「ほんとだね、じゃあみんなで聞いてみようか?」と近くの友だちと共有した。
●事象①
・園庭の横の道に車が通る。
●子どもの様子
・「ゴミ収集車だ!」と気が付く子どもがいた。
●保育者の言葉掛け
・保育者が「ほんとだね、ごみ収集車はどんな音がするんだろうね?」と聞く。
●子どもの様子
・「ぶーん」と答えるこどもがいた。
・「分からない」という子どもがいた。
●保育者の言葉掛け
・園庭テラスに子どもを座らせ「じゃあ、十秒だけし~って静かにしたらどんな音が聞こえるかな?」と話す。
●子どもの様子
・「ブーンて音」と答える子どもがいた。
・他のクラスの声を聴いた子どもが「うるさい」と話していた。
・上空を飛行機が通過した際に「ゴーって」など、生活の空間には様々な【音】が混在していることに気が付いたようだ。
●保育者の言葉掛け
・「ゴーって聞こえたんだね」とつぶやく。
●子どもの様子
・「かみなりもさ、ゴーっていうよね!ばりばりって!」という子どもがいた。
・「カミナリ体操みたいな、かみなりビリビリ~」と歌い出す子どもがいた。
●保育者の働きかけ
・以前行った遊戯に関心が向いたため、「かみなりビリビリ」の遊戯をした。
5.振り返り
・今まで楽しんできた絵本を、あえて読まずに子どもの表現を待つ時間を設けたことで、自分の気づきを発信できる場になっていて面白いと感じた。
・絵本の読み聞かせを聞く中で、子どもらしい言葉や表現が出てきた。
・言葉の表現のみでなく身振り手振りで自分の感じたこと表現を表す様子に感心した。
・友達の発言を聞き、「そうだね」「じゃあ○○だね」など、どんどん発展する姿に感心した。
・朝顔の絵本から、実際の朝顔に関心が向き、「じゃあ、お外の朝顔を見に行こう」と探究心が膨らむ姿が見られた。
・雷の話が出てきたときに、今まで行ってきた遊戯が出てきたことに驚いた。
・10秒静かにしてみる、という環境設定は初めてだったが自然と目をつぶったり手を耳元に充てる様子が見られ、驚いた。