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令和6年度

年長クラス

【年長】音探し(2回目)

2024-10-07
1.活動のテーマ
<テーマ>
音探し

<テーマの設定理由>
子供たちが自由あそびの中で、様々な素材を使って手作りの楽器を作ることが継続して流行っている。使う素材によって鳴る音の違いに関心を持ち、友だちや先生に「この音は鈴みたい」「何がはいっているでしょうか」など、自分の言葉で聞こえる音がどんな音か表現したり、クイズにしたりして楽しんでいた。そのため、さらに素材を増やし聞こえてくる様々な音に興味を深めていくことを目的とした。
2.活動スケジュール
活動内容 時間/回 人数/回
① 音探し1  10分程度 3~4人1組
②手作りの楽器を作る 15分程度 
③ 音の発表  10分程度
3.環境をデザインする
● 準備した物 スマートフォン(音の記録用)
●卵のパック、ジョアの容器、ヨーグルトのカップ、R1の容器
●ストロー、毛糸、セロハンテープやガムテープの芯
●セロハンテープ、ガムテープ、輪ゴム
●コルク、ビールの蓋、ペットボトルのキャップ
●ボタン、アイスの棒、空き箱、マジック
4.活動の様子が分かる写真
芯、ボタン
3.探究活動の実践
● 活動内容  活動の中で、様々な廃材を用意し、子どもたちに自由に廃材を使って音探しをしたり、楽器作りをした。

● 子供たちの様子 
・ 子どもたちの声・・・「穏やかな音」、「涼しい音」、「同じ音だね」「本当だ」、「楽しい音」、「風の音みたい」、「何入れてると思う?」、「星の音、キラキラ聞こえる」、「鈴みたい」、「ごちごち言う」、「ゆっくり鳴らすとおばけの音に聞こえるよ」、「かわいい気持ち、愛の音だね」、「雨の音」、「勉強でママに怒られちゃったときの気持ちの音みたい」(太鼓)、「踊りたくなっちゃう」、「ひよこが歩いている音みたい」、「歌いたくなる、楽しい」、「合体してやってみる」、「緑のゆったりとした気持ちになる」(絵本 カラーモンスター)、「ドキドキの音」
・今歌っている歌 「『虫の声』のすずむし、まつむしの声みたい」と言って歌いながら鳴らしていた。
・グループごとに発表した際、音を聞いて自然に体を動かしたり、踊りだす子がいた。
・友だちが作る楽器に興味を持ち、鳴らし合う姿が見られた。
・マジックが欲しい、セロハンテープ使いたいなど、担任に使いたいものを自らお願いしていた。意欲的に作っていた。
・絵本『カラーモンスター』のそれぞれのモンスターの気持ちに置き換えて、「緑モンスターの穏やかな気持ちになる音だね」と発言する子がいた。
・1人最大5つの楽器を作っていた。




材料選び
好きな手作り楽器作成
音の共有
5.振り返り
・ 子供たちの様々な廃材の組み合わせで作る楽器の発想に驚いた。
・ 友達同士、音を鳴らし合ったり、比べあったりして楽しんでいた。
・音が鳴るものなら、自由に、好きなものを使っていいと話したが、どこまでできるか不安だったが、日ごろから音に興味を持ち、自由あそびの中で作っていたため、それ以上の廃材の量に興奮して、楽しんで意欲的にやっている姿を見て嬉しかった。
・こちらが想像もしないような音に聞こえ、それを言葉にして表現していて感心した。
・まだまだやりたい様子で、「これを使ったらどんな音がするんだろう」とワクワクしながら作っていた。今後も廃材を提供し、自由に作らせてあげたいと思った。その廃材もこちらで新たなものを用意してあげたいと思ったし、普段の生活や遊びの中で、音に繋がるものを子どもたちから発見、発信があったことは、見逃さないようにしようと思った。
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